おいしいグルテンフリー生活

簡単で楽しくグルテンフリーを続けるためのレシピやコツ

グルテンフリーを続ける方法とコツ

 
グルテンフリーに興味があって、やってみたいけれど、グルテンフリーの食生活を続けるのは大変だというイメージはありませんか?私も始める前は、食事からグルテン (主に小麦)を除くと好きなもの、食べたいものが食べられなくなってストレスがたまるのでは?という疑問を持っていました。ですがやってみると、グルテンフリーの食生活でパンやラーメン、パスタ、ケーキなどが食べられなくなるわけではない事がわかりました。グルテンフリーを実施中でも、継続しておいしい麺類や粉物を楽しむことはできます。
 
今回は、グルテンフリー歴4年の私が、小麦の誘惑をかわしながら、楽しく続けてきたコツををご紹介していきます。当記事を読んでいただければ、グルテンフリー生活が意外と簡単に続けられることがわかっていただけると思います。
 

グルテンフリーはつらくない!

 
私が4年間続けてみて実感したのは、グルテンフリーは何かを我慢する事ではなく、つらい修行でもないということです。選ぶ食材を変更するだけです。
 
何かを諦める、制限するのは短期間はできても、何週間、何ヶ月にもわたって続けるのはとても難しいことだと思います。これが、多くのダイエットの継続が難しい理由のひとつではないでしょうか。
 
当ブログでご紹介するグルテンフリーダイエットでは、小麦を摂取するという習慣を、別のものに変えるということだけをおすすめしています。好きなもの、食べたいものをあきらめるのではなく、その好きな食べたいものが、グルテンフリーの食材でできていればよいということです。例えば、小麦でできたパンの代わりに、米粉やそば粉などのパンを選ぶ、という感じです。最近のグルテンフリーの食品は種類も豊富でおいしいので、言われなければグルテンフリーとは気づかないほどです。まずい物を無理して食べる必要もないのです。グルテンフリーのピザやうどんも、すごく美味しいものが出ています。
 
苦しい事では全然ないです! むしろ新しく食材を見つけていくのは楽しいです。
 

グルテンフリーは楽しい

Photo by Andrea Piacquadio from Pexels
 
 

日本人は米食なのでコスパが良い

 
パン食、パスタなどが主食の欧米人より、米食が習慣の日本人の方が全然有利だし、続けやすい環境だと思います。 
もともと小麦は欧米から入ってきたものなので、日本食のレシピは、天ぷらやトンカツなど小麦が輸入されるようになってからできたメニューを除き、基本的にグルテンフリーなので作りやすいです。ご飯、お味噌汁、焼き魚などの、セットを基本としてメニュー組み立てていけば自然とグルテンフリーになりますし、コストが余計にかかってしまうという事もないです。
 

和食中心だと続けやすい

和食中心だとコスパも良く続けやすい
 
パンやパスタが大好き、という方も多いと思いますが、グルテンフリーの美味しいパスタやパンは沢山ありますし、自分で作ることも可能です。当ブログでは、私が4年以上かけて色々試してきた、簡単に作れるグルテンフリーの料理のレシピや食材も徐々に紹介していきたいと思います。
 
 

グルテンフリーのレストランも増加

 
日本は外食でも沢山のグルテンフリーの選択肢があります。例えば和食、お寿司。そば粉100%ので作っているお蕎麦屋さんなど。洋食のレストランでも、グルテンフリーに対応してくれるお店は増えています。ピザやパスタがメインのイタリアンのレストランでも、「小麦が食べられないんですが、リゾットなどグルテンフリーのメニューはありますか?」などと事前に聞いてみることで、対応していただける場合もあります。 ベトナム料理などのエスニック料理屋のお店も、米やライスヌードルを主食として扱っているところがほとんどなので、グルテンフリーにしていただける確率はかなり高いです。
 
お寿司はグルテンフリーと書きましたが、しょうゆに小麦が使われている場合があるので注意です。私はアレルギーはないので、少量はよしとしているのですが、徹底したい場合は、グルテンフリーのしょうゆを小さなお弁当用のボトルに入れて持っていきます。持っていない場合は、お寿司をお塩でいただくのもおすすめです。「岩塩はありますか?」などと聞いてみたところ、美味しいヒマラヤソルトなどを出していただけたお店もありました。新鮮な海の幸を、お塩でいただくというのもまた格別な美味しさです。
 
私は現在アメリカに住んでいるのですが、アメリカのお寿司屋さんの場合、「グルテンフリーのたまり醤油はありますか?」と聞くと、9割以上の確率でお店で用意しているという印象です。Tamari という名前で、浸透しています。
 
 

断りづらい「おつきあい」部分への対策

 
ただ、日本でもアメリカでも、難しいのは、誰かから善意で出されたお食事などをお断りしなければならないときです。私もピンチを何度も経験しました。「美味しいスイーツ買ってきたよー!」と知り合いや友達にお土産をいただいて、それはほとんどの場合、小麦でできていて、でもお断りするのはかなり心苦しいものです。相手がこちらの喜ぶ顔を見たいのがよく伝わってくるので、「ありがとう! さっそく食べよう!」という感じになって、グルテンフリー撃沈・・・という事もありました(涙)
 
また、グループでみんなで何か食べよう、という時に自分だけ遠慮するとか、自分のためだけに別のものを注文してもらうのは心苦しいので、やっぱり、なかなか難しいと思う場面は時々ありますね・・・。
 
対策としては、事前にまわりの人に、自分がグルテンフリーダイエットを実施中であることを伝えておくのがよいと思います。
 
 

グルテンフリーのメリット、効果

 
やっぱり続けてきて良かったな、と思うのは、グルテンフリーダイエットをすると体が軽く感じられ、肌の調子が良くなるということです。身体的なメリットはとても大きいです。
 
体重が減るかどうかは、小麦の代わりに何を摂取するかによって違ってきます。高糖質のパスタの代わりに、玄米にするなど、糖質の量を落としていくことで体重が落ちるということがグルテンフリーダイエットのしくみのようです。
 
精神状態にも良い影響があるというのも大きなメリットです。これは、グルテンの摂取をやめることで、腸内環境が良くなり、幸せホルモンと言われるセロトニンなどの元となる物質が腸内細菌によって作られるためだといわれています。私が体重を落とせたのは2kgほどなので、驚くほどのダイエット効果はなかったのですが、精神状態が良くなり、頭が冴え、エネルギーが溢れてくる、という精神的なメリットが大きかったのが、4年以上もグルテンフリーを続けてこれた理由でもあります。
 
また、グルテンを避けるようにすることで、自然と体に良いものを選んでいくことになるというメリットもあります。
 
小麦の多くはポストハーベスト処理がされており、収穫時に大量の化学物質が噴射されているそうです。さらに、現在出回っている小麦の多くは、古代小麦ではなく、より多くを収穫できるように遺伝子操作された小麦なので、グルテンフリーの食生活をすることで、そういった原種から遠い操作された小麦であったり、ポストハーベストに使われた有害物質を食事から除くことになるわけです。
 
体が内側からキレイになっていくので体調や精神状態も良くなっていく、というイメージです。
 
 

まずは気楽に始めてみよう

 
私のオススメは、「体重を減らそう」とは気負わず、まずは気楽な気持ちで 14日間 小麦粉で作られた食品をやめてみることです。 主食はご飯中心にして、もしどうしてもパンが食べたくなったらグルテンフリーのパン、パスタが食べたくなったらグルテンフリーのパスタにしてみるといいと思います。
 
家族や友達には、グルテンフリーのダイエットをしていることを伝えたほうがいいと思います。事前に言っておくことで、一緒に食事するときにグルテンフリーの食材やお店を選んでくれるのに協力が得られた方が続けやすいからです。
 
そして、ぜひ自炊を多めにして、グルテンフリーのレシピを作ってみてください。ウェブを検索するとたくさんのグルテンフリーのレシピが出てきますし、当ブログでもこれから美味しく簡単に作れるレシピ記事を追加する予定ですので、ご参考にしていただけたら嬉しいです。